勤続年数がクレジットカードの審査に影響を与える理由とは?
クレジットカードの審査では、申請者の色々な情報を確認します。
その確認する情報の1つに「勤続年数」があるのを、ご存じでしょうか?
実は、この勤続年数は審査の合否に関わる重要なファクター。
期間が長いと良い評価を得られ、短いと審査に落ちる要素となり得ることも。
今回は、この勤続年数がクレジットカードの審査に与える影響について解説します!
- クレジットカードを作るのに勤続年数が重要な理由とは?
- 期間が短きとクレジットカードを作れないの?
という疑問のある人や、これからクレジットカードを作る人は、ぜひ最後までご覧ください!
勤続年数を確認する理由とは?
クレジットカードの審査では、なぜ勤続年数を見るのでしょうか?
その理由は、以下の2つが挙げられます。
- 申請者の返済能力を知るため
- 申請者の性格を判断するため
その1:申請者の返済能力を知るため
クレジットカードの審査において、特に見られるのは「返済能力」。
返済能力を確認するために「安定した継続収入」を申請条件に明記するクレジットカードも珍しくありません。
勤続年数が短いと、この安定した継続収入という点から外れます。
また勤続年数の短い理由が転職の場合、収入が減る人も居るため、返済能力に欠けるとして審査に落ちることも。
このように、発行会社は申請者の返済能力を確認するため、クレジットカードの審査で勤続年数を見るようにしています。
その2:申請者の性格を判断するため
クレジットカードの審査では、申請者の性格を確認します。
性格について、発行会社から直接的に訊かれることはありません。
その代わり、発行会社は申請者が作る申込書から性格を判断します。
発行会社が求めるのは「会社への順応性が高く几帳面」といった性格の申請者。
勤続年数が長いと、勤め先での人間関係が有効であることが分かります。
また、勤続年数の長さは「長く働けるほど真面目で几帳面な性格」とも判断でき、発行会社としては安心できる申請者と判断できるのです。
以上の理由から、勤続年数は返済能力を調べるのに打って付けであり、審査で効くようにしています。
理想の勤続年数はクレジットカードで変わる
クレジットカードの審査に通るため必要な勤続年数は、1年で十分。
ただ、申し込むクレジットカードのランクによって多少は異なります。
例えば、一般ランクや年会費無料といったクレジットカードであれば、勤続年数は1年でも審査に通る可能性は高め。
しかし、ゴールドランク以上のクレジットカードでは1年だと短く、3~5年の勤続年数は欲しいところです。
必要な勤続年数が実際に明記されている訳ではないので、正確な判断は発行会社のみ知る情報。
しかし、昨今の働き方から考えると、各クレジットカードにおける勤続年数は上記の通りと言ったところでしょう。
勤続年数が短い人の対処方法とは?
勤続年数は、クレジットカードの審査を通るのに重要な要素です。
では、勤続年数が短いと審査に通らないかというと、そんなことはありません!
ここでは「新入社員」と「転職者」の視点から、短い勤続年数をカバーする方法を解説します。
新入社員のケース
新入社員であれば、勤続年数が短いのは当然のこと。
そのため、一見すると新入社員は審査に通りにくいと思うことでしょう。
実際の審査では、新入社員は学生と同様に審査で優遇されている節があります。
これは、入会されることで長期的な利用が見込めることが理由です。
ただ、あくまでも優遇の節があるのは一般ランクのクレジットカード。
ゴールドランク以上だと話は別で、新入社員と言えど勤続年数を始め審査は厳しく行われます。
また、昨今は仕事の意識が変わりつつあり、入社後すぐに辞めてしまう人も少なくありません。
そのため、勤続年数には1年を要する方がクレジットカードの審査に通りやすいと言えるでしょう。
転職者のケース
転職すると、勤続年数はリセットされます。
また、転職することで前職より年収が下がる人も珍しくありません。
そういった意味で、クレジットカードの審査は転職者に厳しい一面を見せます。
ただ、クレジットカードの審査は多角的な確認のもと合否の判断をされます。
そのため、転職したことで勤続年数が1年目となれど、審査に通ることは十分にあります。
例えば、20代~30代の転職であればキャリアップと見られることも。
それ以降の年代で転職だと、前職と違う職種に就いた場合はリストラと思われるかも知れません。
転職したことで返済能力が欠けると判断され、審査に落ちる可能性もあります。
こういった場合、審査の必要書類に含まれていなくても以下の書類を提出するのがおすすめ!
- 収入証明書
- 給与明細
提出することで、転職のネガティブな印象を払拭できるので、転職者の人は行ってみると良いでしょう!
クレジットカードの審査で虚偽申告は止めよう!
審査のとき、勤続年数を誤魔化そうとする人がいます。
しかし、それは発行会社にバレる危険性があるので止めるべき。
例えば、発行会社は審査のとき申請者の個人信用情報を確認します。
これには、勤続年数について直接的なことは書かれていません。
しかし、間接的な情報から勤続年数を割り出すことは、できなくもないのです。
また、勤務地に直接の電話をかける「在籍確認」が行われることも珍しくありません。
そこで嘘がバレれば、当然ながら信用度がガタ落ちとなり、クレジットカードを作れないことでしょう。
嘘をつかない方が良い理由は他にもありますが、とにかくメリットが1つもないのにデメリットは豊富にあるので、審査のとき勤続年数で嘘をつくのは止めましょう。
審査が不安な人におすすめのクレジットカード!
もし審査が不安なら、一般ランクのクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
審査は甘く、学生や主婦も作れるものが多いので、不安な人にはおすすめです。
こちらの「総合ランキング」に多数の掲載をしているので、ぜひご覧ください。
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