リボ払いができる法人カードを紹介!
クレジットカードで利用できる機能の一種として「リボ払い」というものがあります。
法人代表者の方や個人事業主の方が事業に利用する法人カードは、一括払いが基本となっており、このリボ払いの機能が付帯しているものは少数となっています。
しかし、なかには法人カードでもリボ払いができるものも存在。
それでは、法人カードでリボ払いをする場合、どんな仕組みで、どのくらいの手数料が掛かるのでしょうか?
このページでは、法人カードのリボ払いに関して解説していきます。
さらに、リボ払いに対応している法人カードも紹介していくので、参考にしてみてください。
リボ払いとは?
まず、法人カードにおけるリボ払いの仕組みについて解説します。
基本的には、個人で持つクレジットカードと仕組みが同じではありますが、理解しきれていない方は復習しておきましょう。
リボ払いとは、「リボルビング払い」の略で、「月々〇〇円支払う」という金額を決めて、それを基準に支払い回数を設定する支払い方法のことです。
リボ払いの場合、支払い金額を完済するまで支払いは続いていきます。
そして同時に、支払い金額に関係なく利子が掛かるため、場合によっては10%以上の手数料を支払うことになることも。
ここで法人カードでリボ払いをした場合のシュミレーションを見ていきましょう。
会社にもよりますが、法人カードでリボ払いをした場合、実質年利は15%~18%になります。
- クレジット支払い金額:20万円
- 実質年利:15%
- 月の支払い額:2万円
このような条件でリボ払いを行った場合、下記のように支払われます。
回数 | 元金 | 手数料 | 支払い額合計 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 2万円 | 3,240円 | 23,240円 | 18万円 |
2回目 | 2万円 | 2,880円 | 22,880円 | 16万円 |
3回目 | 2万円 | 2,520円 | 22,520円 | 14万円 |
4回目 | 2万円 | 2,160円 | 22,160円 | 12万円 |
5回目 | 2万円 | 1,800円 | 21,800円 | 10万円 |
6回目 | 2万円 | 1,440円 | 21,440円 | 8万円 |
7回目 | 2万円 | 1,080円 | 21,080円 | 6万円 |
8回目 | 2万円 | 720円 | 20,720円 | 4万円 |
9回目 | 2万円 | 360円 | 20,360円 | 2万円 |
10回目 | 2万円 | 0円 | 0円 | 0円 |
これを計算すると、支払い金額は合計で216,200円となります。
このように、リボ払いは支払い金額が多く、支払い回数が多くなるほど利子は掛かってきます。
リボ払いは、借金をしているのと変わらないため、返済金額が利用額を大きく上回らないように注意が必要です。
法人カードでリボ払いを利用する際は、一時的なものにするなど計画的に行いましょう。
「一括払い」しか対応していない理由
冒頭でもお話しましたが、法人カードの支払い方法は基本的に「一括」がメインとなります。
法人カードのリボ払いはシュミレーションを見て分かるように、利子が掛かるため法人側からするとメリットはあまりなくおすすめできません。
そもそも大企業の場合ですと、もともと支払い能力がありますし、リボ払いに比べ金利も安い銀行からの借入れという選択肢もあるでしょう。
なので、法人カードにはもともとリボ払いの機能がついていないものがほとんどです。
しかし、小規模の企業の方や個人事業主の方ですと、資金的に余裕がない場合にはリボ払いが必要となることも予測されます。
そのため、小規模の企業向け・個人事業主でも申し込みが可能な法人カードには、リボ払いの機能がついているものもあるようです。
利子が掛かるので法人カードでのリボ払いはあまりおすすめ出来ませんが、事業を運営するにあたって資金繰りでお金を借りること自体は悪いことではありません。
資金繰りの改善策として、計画的に法人カードのリボ払いを利用すれば、有効な支払い方法となるでしょう。
リボ払いに対応しているおすすめの法人カードを紹介!
ここでは、リボ払いが可能なおすすめの法人カードを3枚紹介していきます。
資金繰りのための一枚を比較して選んでいきましょう。
オリコEXGold for Biz

オリコEXGold for Bizには、法人向けの「M」個人事業主向けの「S」があります。
リボ払いができるのは、個人事業主向けの「S」のほう。
オリコEXGold for Bizはリボ払いに加え、下記の通りさまざまな支払い方法に対応している法人カードです。
- 1回払い(利息手数料無料)
- 分割払い(2回までは利息手数料無料)
- 据置き一括払い(利息手数料無料)
- 半年賦併用払い
数多くの支払い方法に対応している法人カードであれば、緊急時にも柔軟に対応できるので安心できることでしょう。
さらに、オリコEXGold for Bizはポイント還元率が最大1.1%と非常に高く、法人カードのなかでも最高レベルの還元が受けられます。
しかも年会費2,000円と、高コスパなのも特徴的です
審査通過率も高いと言われているので、法人カードの審査に不安を抱えている方にもおすすめな1枚となっています。
三井住友ビジネスクラシックカードforOwners

三井住友ビジネスクラシックカードforOwnersは、「マイ・ペイすリボ」といったリボ払いの機能が付帯している法人カードです。
しかも、マイペイすリボを利用することでさまざまな特典が!
まず、リボ払いの支払い額を設定しておくことで通常掛かる年会費が無料になります。
これは、実際にリボ払いを行わなかった場合でも設定するだけで適応されます。
さらに、実際にリボ払いをした場合には、その月のポイント還元率が2倍に!
通常ポイント還元率が0.5%なのに対し、2倍ですと1%と高還元になるのでお得です。
「せっかく法人カードでリボ払いをするならお得に特典を受けたい!」という方に、おすすめの一枚となっています!
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスはインビテーション無しで申し込みができる、プラチナランクの法人カードです。
リボ払いが可能となっている他、付帯サービスも豪華なのが特徴となっています。
たとえば、海外ラウンジが利用できる「プライオリティパスの無料発行」や、出張などの際に電話一本で現地の情報を教えてくれたり、予約を代行してくれたりする「コンシェルジュサービス」など、ビジネスで活躍するものばかりです。
年会費は20,000円と、プラチナランクでありながらコスパも良い1枚。
さらに年間200万円以上利用することにより、年会費が半額になるといったサービスもあります。
高ステータスで多機能な一枚を求める方はぜひ検討してみてください。
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今回は、法人カードで利用できるリボ払いについて紹介しました。
また、リボ払いが利用できる法人カードでおすすめの3枚も紹介したため、あなたが求める性能を備えた1枚が見つけられたことでしょう。
とはいえ、先ほどもお話しした通り、リボ払いの利用は利子が掛かるためあまりおすすめできません。
なので、リボ払いを活用するのではなく、法人カードの魅力を最大限に引き出すことでキャッシュフローの改善を図るようにしましょう。
というのも、法人カードを導入すれば、支払い日を最大90日まで引き延ばすことが可能なため。
リボ払いを利用せずとも、法人カードの導入だけでキャッシュフローを安定させることができるはずです。
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