法人カードで貯めたマイルのお得な使い方は!?
経費精算の効率化が図れる法人カード。
この法人カードを上手く使用することで、ポイントやマイルはどんどん貯まっていきます。
法人カードを使用して貯まったマイルは、航空券・ギフトカード・各種ポイントなど様々な交換先があります。
しかし、実際にマイルを貯めて交換をする際に「どんな交換先がお得になるのか」疑問に感じたことはありませんか?
実は、マイルはその交換先によって還元の幅が大きく変わります。
せっかく貯めたマイル、どうせなら価値を最大限に活かして使っていきたいですよね!
そこで今回は、法人カードで貯めたマイルの交換先について、実際に検証し解説していきます。
交換する前のマイルをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください!
マイルの価値は使い方によって変わる!
上でも少し説明しましたが、法人カードで貯められるマイルの価値は一定ではありません。
ANAやJALなど航空会社によって、1マイルの価値が異なります。
さらに、同じ航空会社によっても交換先によってマイルの価値は違ってきます。
たとえば、マイルを航空券に交換する際、行先や座席によって1マイル1円台〜20円弱台までマイルの価値が変動。
そのため、せっかくマイルが貯まりやすい法人カードを選んだのに、マイルの価値が低い交換先を選んでしまって勿体ない…ということもあり得ます。
マイルの価値を最大限に活かすためにも、交換先によって異なる1マイルの価値を、航空会社毎に調べておく必要があるでしょう。
マイルの使い方としてお得な交換先は?
実際にマイルを交換する際にどんな交換先があるのか、それぞれの1マイルの価値について調べてみました!
ひとつひとつチェックしていきましょう。
特定航空券に交換
マイルの交換先として、代表的なものとなる「航空券との交換」ですが、距離・時期・座席によってマイルの価値が変わってきます。
今回はANAを例に検証してみましょう。
国際線ファーストクラス
時期 | 航空券 | 必要マイル数 | 価格 | 1マイルの価値 |
---|---|---|---|---|
2019年7月4日-11日 | 羽田-フランクフルト | 往復165,000マイル | 1,288,310円 | 7.8円 |
航空券の交換先で圧倒的な価値となるのが、国際線ファーストクラスです!
1マイルなんと「7.8円」の価値となりました。
そもそもの航空券が100万円超えの超VIPなチケットになりますが、「人生で一度くらいファーストクラスに乗りたい!」という方は、マイルを活用することで叶えることができるかもしれません!
国際線ビジネスクラス
時期 | 航空券 | 必要マイル数 | 価格 | 1マイルの価値 |
---|---|---|---|---|
2019年7月4日-11日 | 羽田-フランクフルト | 往復90,000マイル | 393,310円 | 4.3円 |
ファーストクラスに次いで価値が高くなるのが、国際線ビジネスクラス。
法人カードを所持するビジネスマンのなかには、この座席を好んで選ぶ方も多いのでは無いでしょうか?
1マイルは「4.3円」と、ファーストクラスと比べると半分ほどになってしまいますが、十分高い価値を誇ります!
国際線エコノミークラス
時期 | 航空券 | 必要マイル数 | 価格 | 1マイルの価値 |
---|---|---|---|---|
2019年7月4日-11日 | 羽田-フランクフルト | 往復55,000マイル | 146,330円 | 2.6円 |
国際線エコノミークラスですと、1マイル「2.6円」の価値で利用することができます!
マイルの価値は上の2つと比較して低くはなりますが、必要マイル数は55,000マイルと交換しやすい数字になっていますね!
経費を削減しながら海外出張をしたい方にとっては、本命の交換先となるのではないでしょうか?
2019年7月4日-11日 羽田-フランクフルト 往復 55,000マイル 146,330円 1マイルの価値2.6円
国内線特典航空券
国内航空券でも、1マイルは高い価値を発揮します。
さらに航空券は購入時期によっても価値が変わってきます。
時期 | 航空券 | 必要マイル数 | 価格 | 1マイルの価値 |
---|---|---|---|---|
2019年5月13日-16日 | 東京-福岡 | 往復15,000マイル | 52,080円 | 3.4円 |
2019年8月5日-8日 | 東京-福岡 | 往復15,000マイル | 36,080円 | 2.4円 |
このように同じ路線でも、日程的により近い日付の飛行機に乗りたい場合は価値が大きく変動します。
必要マイル数は同じですが、日程が近くなればなるほどマイルの価値は上昇!
急な国内出張の際にマイルを利用すれば、お得に航空券の購入をすることができます。
国際線座席アップグレード
マイルを使用すれば、有償で購入した航空券(国際線)の座席アップグレードをすることも可能になります。
「ビジネスクラス」で購入した場合は「ファーストクラス」
「エコノミークラス」で購入した場合は「ビジネスクラス」
のように、1段階のアップグレードができます!
必要なマイル数は、上で紹介した「羽田-フランクフルト」路線を例にすると、下記のようになります。
1区間(片道)の距離 | プレミアムエコノミー・エコノミークラス →ビジネスクラス | ビジネスクラス→ファーストクラス |
---|---|---|
0~2,000 | 12,000 | 20,000 |
2,001~3,500 | 18,000 | 30,000 |
3,501~4,500 | 20,000 | 35,000 |
4,501~5,500 | 25,000 | 40,000 |
5,501~ | 28,000 | 45,000 |
- 「ビジネスクラス」→「ファーストクラス」 45,000マイル(片道) 90,000マイル(往復)
- 「エコノミークラス」→「ビジネスクラス」 28,000マイル(片道) 56,000マイル(往復)
「ビジネスクラス」→「ファーストクラス」代金の差は、1,288,310円-393,310円=895,000円。
この差を90,000マイルで換算すると、1マイルあたり「9.9円」と、非常に高い数字となりました。
マイルの価値としては非常に高く、数字だけ見ると魅力的ではありますが、そもそもビジネスクラスのチケットを有償で購入しなければいけません。
どうしてもファーストクラスに乗りたいという方は、マイルを使用して座席のアップグレードでファーストクラスを体験してみるのも良いとは思いますが、それ以外の場合ですと実質的な価値は高くないように思えます。
クーポンに交換
マイルは、それぞれの航空会社で発行しているギフトカードに交換するという使い方もあります。
ANAの場合ですと1マイルの価値は「1円」、JALですと1マイルの価値が「1.2円」と、JALのほうが少しお得ですね。
ただ、航空券や座席アップグレードと比較すると価値は低くなるので、わざわざマイルを使用してギフトカードに交換する必要もないかな…という印象です。
ANA | JAL | |
---|---|---|
クーポン | 10,000円分のANAご利用券5,000円×2枚 | 12,000円分のJALクーポン2,000円×6枚 |
必要マイル数 | 10,000マイル | 10,000マイル |
他社ポイントや電子マネーに交換
マイルの使い方として、他社のポイントや電子マネーとも交換することができます。
ANA | JAL | |
---|---|---|
交換可能ポイント | Edy iD Tポイント nanaco 楽天ポイント スターバックスカード | WAON※ Ponta ローソンPonta Suica dポイント |
必要マイル数 | 10,000マイル | 10,000マイル |
※10,000マイル=11,000WAON(11,000円相当)
このように、航空会社によって対応しているポイントや電子マネーの種類が異なります。
ほとんどが1マイル「1円」の価値となっていますが、JALのWAONのみ1マイル「1.1円」と、他よりは若干お得にはなっています。
ただ、お得な使い方としては少し物足りないような気がします。
マイルの最もお得な使い方とは?
法人カードで貯められるマイルの使い方を紹介するとともに、各交換先の価値についてもお話ししました。
そこでお伝えしたいのが、マイルの最もお得な使い方。
法人カードで貯めたマイルをお得に使用するなら、多くのマイル数が必要になるものの、航空券や座席のアップグレードに使うのがおすすめとなります。
これは紹介した通り、マイル交換時の価値が高いためです。
たとえば、国際線のファーストクラス便に交換することで1マイル当たり「7.3円」相当の価値にすることが可能。
経費削減を最も狙いやすいマイルの使い方となります。
また、マイルを座席のアップグレードに使用するのもお得になります。
その理由は、1マイル当たりの価値が高くなるのはもちろんのこと、移動の質を高められるからです。
飛行機での移動をより快適にできれば、移動時の疲労を最小限に抑えられるはず。
それにより、結果として仕事のパフォーマンスを上げられると思うので、お得なマイルの使い方としておすすめです。
マイルが貯まる!おすすめの法人カードを紹介!
マイルのお得な使い方について理解できましたか?
法人カードでお得にマイルを使っていくには、当たり前ではありますがマイルの貯めやすさも重要です!
ここではマイルが貯めやすい法人カードを、ANAとJALそれぞれ1枚づつご紹介していきます。
ANAを利用する方におすすめ
ANAをよく使う方におすすめの法人カードは、「アメックス・ビジネスゴールド」です!
この法人カードには、マイルが貯まりやすくなる独自のプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」というものがあります。
このプログラムに登録すると、ANAマイル還元率がなんと最大1%と高還元で受けることができます!
また、この法人カードはANAだけではなく世界の主要航空会社14社のマイルにも交換可能!
さきほどのプログラムに参加することで、こちらも最大0.8%と高い還元がされるのでおすすめです。
さらに、この法人カードは、国内外28ヶ所の空港ラウンジが利用可能で待ち時間も、有意義に過ごすことができます。
旅行傷害保険に関しても、最高国内5,000万円・海外1億円と高額補償になっているので、旅行や出張時の際にも安心ですね。
この法人カードの年会費は通常31,000円となっていますが、今申し込みを行うと初年度無料になるので、まずは無料期間の1年でその性能の高さを試してみてはいかがでしょうか?
JALを利用する方におすすめ
JALを利用する方におすすめの法人カードは「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード※」です!
※以下、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスと記載。
この法人カードのJALマイル還元率は、なんと最大1.125%!
マイル還元率で言ったら、法人カードのなかでNo1の数値を誇ります。
そしてこの法人カードを導入することで、世界1,200ヶ所以上にある空港ラウンジが利用可能なプライオリティパスを無料で発行可能となります!
ゴールドランクの法人カードに付帯されるカードラウンジと比較しても、こちらの方がワンランク上の待遇を受けられるため、あなたにとって快適な待ち時間となることでしょう。
そんなこの法人カードの年会費はなんと20,000円と、他のプラチナ法人カードと比較すると低コストで導入ができます。
そして、年間200万円以上利用すると翌年の年会費が半額になる嬉しい特典もついています!
低コストでJALマイルをお得に貯めていきたい方は、下記の詳細ページもチェックしてみてくださいね。
法人カード比較ランキングはこちらから!
今回は、法人カードで貯めたマイルの使い方についてご紹介しました。
当サイトではこのページで紹介したもの以外にも、マイルが貯まりやすい法人カードをランキング形式で紹介しています。
今回紹介したものより、年会費が安い法人カードなども掲載しているので、気になる方はぜひそちらもチェックしてみてくださいね。