様々な番号が記載されているクレジットカード
クレジットカードを見ると、十数桁にも並ぶ番号や、期限を示す番号など様々な表記が確認できます。
クレジットカードに記載されているひとつひとつの数字の意味について、普段はあまりに気にしないことが多いと思います。
しかしこれらは、ネットや店舗での決済時に必要になってくる大事な番号!
支払い時にナンバーを求められても、クレジットカード上のどのナンバーかわからなくて焦る…なんてことにならないよう、ここではクレジットカードに記載されている番号の意味について解説していきます。
カードに書かれているもの一覧
- ICチップ
- 有効期限
- クレジットカード番号
- 国際ブランド
- 利用者名(会員氏名)
- 磁気テープ
- セキュリティコード
- 注意事項
- 署名欄/サイン
- 発行会社
- 発行会社問い合わせ先など、詳細情報
クレジットカード番号
クレジットカードの中で一番桁の多い番号がクレジットカード番号です。
4桁×4の16桁になっているものをよく見かけると思いますが、この番号の桁数はクレジットカードが提携している国際ブランドによって変わります。
VISA / Mastercard / JCB | 16桁 | 4-4-4-4 |
---|---|---|
American Express | 15桁 | 4-6-5 |
Diners Club | 14桁 | 4-6-4 |
桁数が違うのは、それぞれのクレジットカードの種類や識別を分類できるよう国際規定で決められているため。
またどのクレジットカードも最初の6桁の番号でクレジットカードの発行会社を識別できるようになっています。
有効期限
有効期限の表示は月/年となっており、12/22と記入されている場合は2022年12月31日まで利用可能ということになります。
セキュリティコード
クレジットカードの裏面には、ネット支払いの際に必要となるセキュリティコードが記述されています。
基本的に3‐4桁の番号で、クレジットカード会社によって桁数が変わります。
クレジットカード番号には意味がある!
カードに記載されている、最も長い桁数のクレジットカード番号には、番号ごとに意味があります。
番号が表す意味は、ISO/IEC 7812という国際規定で制定されています。
1桁目は産業分類を識別している
クレジットカードの最初の一桁は、そのカードを発行している発行会社の産業の分類を示しています。
数とその意味の一覧が以下になります。
- 0:ISO予約値
- 1:空港関連
- 2:空港関連/将来発生される産業
- 3:旅行/娯楽/銀行/金融関連
- 4:銀行/金融関連
- 5:銀行/金融関連
- 6:運輸/銀行・金融関連
- 7:石油関連
- 8:ヘルスケア/医療/通信関連
- 9:国毎に割当可能な数字
1桁目~6桁で発行会社がわかる
1桁目を含めた最初の6桁で、どの会社が発行しているのか、またどの国際ブランドなのかが識別できます。
3~5番は金融関係の会社を指す番号で、皆さんが知っているクレジットカードのほとんどがここに各当します。
3:JCB / American Express / Diners Club
- 3540 08 JCB
- 3542 59 YAHOO!JAPAN JCBカード
- 3761 04 American Express
4:VISA
- 4220 02 Life-ライフカード VISA
- 4297 69 楽天カード VISA
- 4538 87 Yahoo! JAPAN VISA
5:Mastercard
- 5166 45 au Wallet・WebMoney Card
- 5208 48 UFJ マスター
- 5210 12 楽天カード Master
忘れてはいけない!暗証ナンバー
また、クレジットカードに直接書かかれていない、暗証番号についてもしっかり管理しましょう。
海外ではクレジットカード利用の際、サインではなく暗証番号の入力を求められることが多いため暗証番号を覚えておくことは必須です。
暗証番号は日本ではあまり使う機会がないため、カード利用者の中にはいつのまにか番号を忘れてしまう人も…
メモ書きにしない限り盗まれることはありませんが、決して存在を忘れてはいけない番号と言えます。
世界に同じナンバーは存在しない
クレジットカードに記載されている番号と意味について、理解できたことと思います。
皆さんが持つクレジットカードの番号は、あらゆる規定に基づいて決められており、世界で同じ番号が存在しないよう作られています。
全ての番号を覚える必要はありませんが、万一他人の手に渡ればすぐでも悪用できてしまう仕様となっているため、クレジットカード自体の管理は徹底するようにしましょう。