大企業向けのコーポレートカードについて紹介
「コーポレートって一体なんのこと…?」
「コーポレートカードの導入を検討しているけど、どんなメリットがあるのか知りたい!」
これから事業の拡大・効率化を目指すためにコーポレートカードを検討している経営者の方のなかには、こういった疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか?
コーポレートカードを導入することで、経費処理の簡略化・経費の削減などさまざまメリットがあります。
また、コーポレートカードと似た属性のものとして、「法人カード」・「ビジネスカード」といったようなものが存在。
しかし、実はこの2種類にはそれぞれ違った意味があり、コーポレートカードとは別のものとして業界では認識されています。
そこで今回は、コーポレートカードとは一体どんなものなのか、他のものとは何が違うのかについてを解説。
導入するメリットや、おすすめのコーポレートカードについても紹介していきます!
コーポレートカードを検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
法人向けのクレジットカードは2種類ある!
ビジネスの効率化・経費管理の簡略化を目指す、法人・個人事業向けのクレジットカードのことを一般的に「法人カード」と呼びます。
そして、法人カードはさらに「コーポレートカード」・「ビジネスカード」の2種類に分けれます。
ざっくり、どのような分け方をするかというと下記の通り。
- コーポレートカード:大企業向け
- ビジネスカード :中小企業、個人事業主向け
法人カードのなかでも大企業向けのものを「コーポレートカード」と言い、これは個人では発行ができません。
発行会社にもよりますが、例をあげると三井住友が発行する「三井住友コーポレートカード」は、20枚以上もの発行が可能!
コーポレートカードを複数枚発行し、社員に配れば請求を1つにまとめることができるので、経費処理が簡略化し人件費の削減などに繋げられます!
また、発生する年会費は会社側の負担になるため、社員の負担になることはありません。
そのため、会社側からの福利厚生の一つとして利用されることもあります。
そんなコーポレートカードですが、どんな性能があるのか?導入することでどんなメリットがあるのか?次の見出しで具体的に紹介します。
コーポレートカードの性能とメリット
コーポレートカードを導入する大きなメリットをまとめると、下記のようになります。
- 経費処理の簡略化
- ポイントやマイルが貯められる
- 法人向けのサービスや特典が受けられる
上の見出しでも触れていますが、コーポレートカードを導入する最大のメリットは「経費管理の簡略化が図れる」という点。
これは下記で解説しますが、コーポレートカード利用の引き落とし先は「法人口座」・「個人口座」から選択可能。
そして、引き落とし先に「法人口座」を指定することで経費の請求が1つに集約します。
通常の経費処理の場合、社員が経費精算の際に、領収書などをまとめて立て替え月ごとに提出。
会計担当内容をチェックし経費に計上、精算を行う流れかと思います。
しかし、コーポレートカードを導入することでこの精算処理の手間を最小限にできます!
また、毎月立て替えを行う社員の負担も無くなるというのもメリットの1つです!
2つ目のメリットは、「ポイントやマイルが貯められる」という点です。
コーポレートカードでポイントやマイルを貯めることにより、会社の備品や航空券などに交換できます。
社員が現金で立て替え払いをした場合、こういった還元を受けることはできません!
せっかく経費の支払いをするなら、お得な還元が受けられるコーポレートカードを導入し、経費削減に繋げていくことをおすすめします。
最後のメリットとして紹介するのが、「法人向けのサービスや特典が受けられる」という点です。
カードによって性能は異なりますが、コーポレートカードによっては、空港ラウンジのサービスやビジネスサポートなどのサービスが受けられます。
こういったサービスを利用すれば、食事代や宿泊代などを割引価格で利用できるなど、経費の削減にも繋がります。
また、保険が付帯しているコーポレートカードを社員に配ることによって、出張時などに万が一のことがあった場合にも備えられますし、出張があるごとに保険加入の手続きをしなくて済みます!
このようなサービスは、コーポレートカードごとに性能が変わります。
なので、コーポレートカードを選ぶ際は、気になるものを比較し自分たちの目的に合いそうなものを選ぶようにしましょう。
決済方法が選べる!
コーポレートカードは、下記の2つの決済方法から選ぶことができます。
- 会社決済型(法人口座から引き落とされるカード)
- 個人決済型(個人口座から引き落とされるカード)
会社決済型は、各コーポレートカードの全ての決済が会社名義の口座から引き落とされるという決済方法です。
この決済方法は、基本的に私的な利用はできず、会社の経費の支払いを行う際に使います。
一方で個人決済型は、個人用のクレジットカードと使い方は同じとなり、利用額はコーポレートカードを所持している社員の個人口座より引き落としがされるため、私的な利用が可能です。
しかし、会社側はコーポレートカードの利用明細を確認し仕分けを行うため、社員側からすれば自由に利用しにくいと言えるでしょう。
また、発行会社によっては、「コーポレートカード」と「ビジネスカード」のくくりを、決済方法で分けているところもあります。
例を挙げるとすると、「JCB」の法人カードは券面はほぼ一緒ですが、個人決済型のものを「ビジネスカード」、会社決済型のものを「コーポレートカード」と呼んでいます。
このように、発行会社によって呼び方や性能は異なってくるので、申し込みを行う際は注意が必要です。
申し込みを行う際の審査基準とは
コーポレートカードは、決済方法が2種類あるということを解説しました。
そして、コーポレートカードの審査は、決済方法を「会社決済型」か「個人決済型」のどちらを選ぶかによって対象が異なります。
会社決済型では、「会社」と「法人代表者」が審査の対象。
会社に支払い能力があると認められ、経営者個人の信用情報に問題が無ければ、カードを所持する社員の信用情報に関係なく発行できると言われています。
一方で、個人決済型ではコーポレートカードを所持する「社員」が審査の対象。
なので、いくら会社の信用情報が良くても、カードを所持する社員自身の信用情報が良くなければ、コーポレートカードの審査に落ちる可能性が高くなります。
したがって、コーポレートカードの審査に通過したいなら、個人決済型より会社決済型の選択をおすすめします。
利用時はマニュアルを用意しよう
社員に配る枚数が多いコーポレートカード。
会社決済型のコーポレートカードの場合、決済が1本化され経費精算が軽減するメリットがあります。
しかし、その反面心配となるのが、「社員による不正利用」の問題です。
会社決済型のコーポレートカードの私的利用は基本的にNGですが、実際に利用しようと思えばできてしまうのが実情。
このような不正利用を起こさないためにも、会社側が社員の利用に関してマニュアルを用意するようにしましょう。
マニュアルでは、会社決済型のコーポレートカードを利用する場合の条件を明確にすることが大事です。
例えば、
- 利用する際には上司の許可が必要
- 出張のときや接待のときのみに利用可能
- 領収書やレシートの提出を義務づける
など、具体的なマニュアルを決めておくことにより、トラブルを防ぐことが可能になります。
また、「紛失時」や「退職時」の手続き方法などもマニュアルに記載しておくと、実際にそうなった場合でもスムーズに対応できるでしょう。
各会社のコーポレートカードを比較してみよう!
それでは、各社が発行しているコーポレートカードを一覧で紹介していきます。
コーポレートカードによって、年会費・決済方法・付帯保険などが異なるので、自分が求めるものを選んでいきましょう!
カード種類 | 国際ブランド | 年会費 | 追加カード年会費 | 発行枚数 | 利用限度額 | 決済口座 | 海外/国内保険 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() JCBコーポレートカード | JCB | 30,000円 | 無料 | 制限なし | 審査による | 法人口座 | 5,000万円/5,000万円 |
![]() 三井住友コーポレートクラシックカード | VISA | 1,250円 | 400円 | 制限なし | 審査による | 法人口座/個人口座 | なし/2,000万円 |
![]() 三井住友コーポレートゴールドカード | VISA | 法人決済:10,000円 個人決済:30,000円 | 2,000円 ※61名以降500円 | 制限なし | 審査による | 法人口座/個人口座 | 2,000万円/5,000万円 |
![]() アメックス・コーポレートカード | AMEX | 10,000円 | 10,000円 | 制限なし | 審査による | 法人口座/個人口座 | 5,000万円/5,000万円 |
![]() アメックス・ゴールド・コーポレートカード | AMEX | 22,000円 | 22,000円 | 制限なし | 審査による | 法人口座/個人口座 | 5,000万円/5,000万円 |
![]() オリコビジネスカードスタンダード | Mastercard | 1,250円 | 1,250円 | 最大20枚 | 10万円~1,000万円 | 法人口座 | 1,000万円/2,000万円 |
![]() オリコビジネスカードゴールド | Mastercard | 2,000円 | 2,000円 | 最大20枚 | 10万円~1,000万円 | 法人口座 | 1,000万円/2,000万円 |
![]() ダイナースクラブコーポレートカード | DinersClub | 12,000円 | 12,000円 | 制限なし | 審査による | 法人口座 | 5,000万円/5,000万円 |
![]() UCコーポレートカード(一般) | VISA/Mastercard | 条件による | 条件による | 制限なし | 審査による | 法人口座/個人口座 | なし |
![]() UCコーポレートカード(ゴールド) | VISA/Mastercard | 条件による | 条件による | 制限なし | 審査による | 法人口座/個人口座 | 5,000万円/5,000万円 |
大企業の経営者必見!おすすめの一枚はこちら!

数多くあるコーポレートカードのなかで、当サイトが特におすすめする一枚を紹介します。
そのコーポレートカードは、「オリコビジネスカードGold」です!
オリコビジネスカードGoldの利用限度額は、なんと最高1,000万円。
社員が多いため、経費の支払額も多くなる大企業にぴったりのコーポレートカードとなっています。
また、オリコビジネスカードGoldは、発行したコーポレートカードごとに利用限度額の設定が可能。
そのため、法人代表者は300万円、役職は150万円、その他従業員は50万円…などの上限を設ければ、従業員の使い過ぎも未然に防ぐことができます!
それに加え、追加カードごとにWeb上で利用明細を発行してくれるので、最新の利用状況を簡単に確認することができるのも魅力的です。
性能が高い大企業向けのコーポレートカード、オリコビジネスカードGold。
年会費も2,000円と非常にコスパがよく、経費精算の簡略化を会社全体で始めていきたいと考えている企業にはおすすめのコーポレートカードになっています!
さらに、このカードは初回年会費が無料になる特典も!
ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょう?
最適な法人クレジットカードを見つけよう!
今回は、コーポレートカードとは何か、そのメリットや性能、おすすめの1枚について紹介しました。
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