クレジットカードの分割払いに掛かる手数料を比較!
クレジットカードには、一括払いやリボ払いの他にも「分割払い」が存在。
手数料は掛かってしまうものの、毎月の支払額を抑えられることから人気のある支払い方法です。
きっと、クレジットカードへの入会を考えている方の中には、この分割払いにかかる手数料をもとに比較したいという方も居るのではないでしょうか?
クレジットカードの発行会社によって、分割払いのシステムは様々。
例えば、手数料や支払い回数はクレジットカードの発行会社によって異なります。
なので、クレジットカードを比較する際は、上記のような項目をしっかりと確認しなければいけません。
そこで今回は、各クレジットカードの発行会社が掲げる分割払いの手数料を徹底比較。
どのクレジットカードの手数料が安くておすすめなのか一目で分かるよう、比較表にて一挙に紹介します。
また、比較した結果導き出したおすすめのクレジットカードも紹介するので、ぜひ最後まで見てみてください!
「分割払い」とは?手数料が掛かる支払い方法
クレジットカードの分割払いとは、利用額を数回に分けて返済する支払い方法のことです。
一般的な支払い方法である「一括払い」は、最短で翌月に全額返済するというもの。
それと比較して、「分割払い」は返済を指定した回数に分けられるので、数か月かけての返済となります。
例えば、12万円の商品を分割払いにしたときの返済プランは、以下の比較表通り。
分割回数 | 日数 | ひと月の返済額 |
---|---|---|
2回 | 2ヶ月 | 60,000円+手数料 |
3回 | 3ヶ月 | 40,000円+手数料 |
5回 | 5か月 | 24,000円+手数料 |
6回 | 6ヶ月 | 20,000円+手数料 |
10回 | 10ヶ月 | 12,000円+手数料 |
12回 | 12ヶ月 | 10,000円+手数料 |
クレジットカードの分割払いで注意すべきは、分割回数に応じた「手数料」が掛かること。
返済期間が延びるほど手数料は比較的高くなる傾向にあるので、気を付けなければいけません。
また、分割回数は各クレジットカード毎に指定の回数があることも注意。
分割回数はクレジットカード会社が指定する中から自由に選択できる仕様なので、事前に確認しておきましょう。
抑えておきたい!分割払いの3つの特徴
クレジットカードの分割払いには、3つの特徴があります。
ここでは、その3点を紹介するので、クレジットカードへの入会を検討している方はご覧ください!
2回払いは手数料が掛からない
上述した通り、クレジットカードでの分割払いは手数料が掛かります。
しかし、分割払いの回数が「2回」に限り、一括払い同様に手数料は掛かりません!
もしも分割払いの手数料を払いたくない方は、2回払いを選択することをおすすめします。
返済回数はクレジットカード会社で異なる
分割払いの回数は、クレジットカード会社毎に決まっています。
例えば、エポスでは分割回数を「2回~36回」の35段階、最高分割回数を36回と指定。
また、三井住友では「2・3・5・6・10・12・15・18・20・24」の10段階、最高分割回数を24回としています。
比較すると、分割段階と最高分割回数に違いがあるのが分かります!
このように、クレジットカード会社毎に異なるので、事前に比較すると良いでしょう。
その分手数料は高くなりますが、毎月の支払額をできる限り抑えたい方は、分割回数を重点的に比較することをおすすめします。
後からの変更が可能
通常、クレジットカードの支払い方法の選択は決済時に行います。
しかし分割払いは、一度「一括払い」で支払いを済ませた後でも変更可能!
そのため、一括払いでの返済が難しいときは、分割払いに変えてみるのもおすすめです。
ただ分割払いへの変更は、全クレジットカードで行える訳ではありません。
例えば「Orico」や「イオン」のクレジットカードは、後から分割払いにはできない決まりです。
このように、変更できないクレジットカードもあるので、比較することをおすすめします。
クレジットカード会社ごとの手数料を紹介
各クレジットカード会社の分割払いを比較するときは、以下の2点を確認しましょう。
- 比較項目①:分割払いの回数
- 比較項目②:利用額100円あたりの手数料
この2点を比較すると、各クレジットカード会社毎に違いが分かります。
その違いを以下の比較表にまとめたので、ぜひチェックしてみてください!
クレジットカード名 | ライフカード | 三井住友 | MUFG | JCB | エポス | 楽天 | セディナ | イオン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分割回数 | 2~20回 | 2~24回 | 2~24回 | 2~24回 | 2~36回 | 2~36回 | 2~36回 | 2~60回 |
2回 | – | – | – | – | – | – | – | – |
3回 | 2.04円 | 2.01円 | 2.04円 | 2.51円 | 2.51円 | 2.04円 | 2.04円 | 1.68円 |
5回 | 3.40円 | 3.35円 | 3.40円 | 3.78円 | 3.78円 | 3.40円 | 3.40円 | 2.80円 |
6回 | 4.08円 | 4.02円 | 4.08円 | 4.42円 | 4.42円 | 4.08円 | 4.08円 | 3.36円 |
10回 | 6.80円 | 6.70円 | 6.80円 | 7.00円 | 7.00円 | 6.80円 | 6.80円 | 5.60円 |
12回 | 8.16円 | 8.04円 | 8.16円 | 8.31円 | 8.31円 | 8.16円 | 8.16円 | 6.72円 |
15回 | 10.20円 | 10.05円 | 10.20円 | 10.29円 | 10.29円 | 10.20円 | 10.20円 | 8.40円 |
18回 | 12.24円 | 12.06円 | 12.24円 | 12.29円 | 12.29円 | 12.24円 | 12.24円 | 10.08円 |
20回 | 13.60円 | 13.40円 | 13.60円 | 13.64円 | 13.64円 | 13.60円 | 13.60円 | 11.20円 |
24回 | – | 16.08円 | 16.32円 | 16.37円 | 16.37円 | 16.32円 | 16.32円 | 13.44円 |
30回 | – | – | – | – | 20.54円 | 20.40円 | 20.40円 | 16.80円 |
36回 | – | – | – | – | 24.80円 | 24.28円 | 24.48円 | 20.16円 |
42回 | – | – | – | – | – | – | – | 23.52円 |
48回 | – | – | – | – | – | – | – | 26.88円 |
60回 | – | – | – | – | – | – | – | 33.60円 |
※2020年7月2日調べ
比較表の通り、分割回数(分割回数)・手数料共に、クレジットカードの発行会社によって大きく違いがあることが分かります。
まず、分割回数の項目を比較してみると、ライフカードが20回と最も少なく、イオンが60回と最も多いです。
上述した通り、分割回数が多いほど、毎月の支払額を抑えることが可能。
ライフカードと比較してなんと40回も分割回数が多いので、毎月の支払額を抑えたいならイオンのクレジットカードがおすすめです。
そして、手数料を比較すると、これまたイオンのクレジットカードが最も優秀であることが分かりました。
他のクレジットカードと比較して、イオンのクレジットカードは分割払いの手数料が約0.5円~3円安いです。
以上の比較結果から、分割払いの手数料が安いものを選びたい方は、「分割回数」・「手数料」共に優秀なイオンのクレジットカードをおすすめします。
とても簡単!手数料の計算方法
比較表を見ても、手数料はいくら掛かるか分からない方も居るかと思います。
そこで、ここでは比較表を参考に「手数料の計算方法」を紹介します!
分割払いの手数料を計算するのはとても簡単で、以下の計算式に当てはめるだけでOK。
- 利用代金×(100円当たりの分割手数料額÷100円)=手数料
例えば「10万円を10回払い」したときの手数料は、下記の通り。
各社 | 手数料の計算式 | 手数料 |
---|---|---|
ライフカード | 100,000×(6.80÷100) | 6,800円 |
三井住友 | 100,000×(6.70÷100) | 6,700円 |
MUFG | 100,000×(6.80÷100) | 6,800円 |
JCB | 100,000×(7.00÷100) | 7,000円 |
エポス | 100,000×(7.00÷100) | 7,000円 |
楽天 | 100,000×(6.80÷100) | 6,800円 |
セディナ | 100,000×(6.80÷100) | 6,800円 |
イオン | 100,000×(5.60÷100) | 5,600円 |
※比較表参照
上記の式で分かるのは、あくまでも分割払いの回数が10回の時に掛かる手数料の総額。
1回毎の総支払い額を知りたいときは、「(利用額+総手数料)÷分割回数」で計算しましょう。
各社 | 手数料の計算式 | 手数料込の返済額 |
---|---|---|
ライフカード | (100,000+6,800)÷10 | 10,680円 |
三井住友 | (100,000+6,700)÷10 | 10,670円 |
MUFG | (100,000+6,800)÷10 | 10,680円 |
JCB | (100,000+7,000)÷10 | 10,700円 |
エポス | (100,000+7,000)÷10 | 10,700円 |
楽天 | (100,000+6,800)÷10 | 10,680円 |
セディナ | (100,000+6,800)÷10 | 10,680円 |
イオン | (100,000+5,600)÷10 | 10,560円 |
※比較表参照
クレジットカードの分割払いにおける手数料の計算は、とても簡単です。
もしもクレジットカードで分割払いをするときは、手数料を事前に調べることをおすすめします!
ここに注意!分割払いで気を付けたいこと
クレジットカードの分割払いは、便利な支払い方法です。
その一方で注意点もあるので、それを知らずにクレジットカードで分割払いをするのは好ましくありません。
ここでは、クレジットカードの分割払いにおける注意点を解説するので、クレジットカードを選ぶ際に比較してみてください!
そもそも分割払いができないクレジットカードがある
大抵のクレジットカードは分割払いができますが、一部できないものもあります。
例えば、ダイナースクラブのクレジットカードは「一括払い・ボーナス一括払い・リボルビング払い」はできても「分割払い」は行えません。
またアメックスのクレジットカードは、分割払いに「事前登録」が必要です。
あなたが検討中、もしくは利用しているクレジットカードは分割払いに対応していますか?
未対応の場合もあるので、ぜひ比較してみてください!
「ショッピング枠」ではなく「割賦払い枠」を見る
クレジットカードで一括払いをするときは、ショッピング枠を利用します。
しかし、クレジットカードの分割払いは「割賦払い枠(分割払い枠)」が用意されており、その枠内で買い物ができます。
例えば、クレジットカードのショッピング枠が20万円でも割賦払い枠が10万円なら、分割払いでの買い物は10万円までできるということ。
この金額はクレジットカードによって異なるので、比較すると良いでしょう。
また割賦払い枠(分割払い枠)の上限額は、同クレジットカードでも利用者の審査結果によって変わるので、確認することをおすすめします。
「ショッピング枠」の空きを圧迫してしまう
上述した通り、クレジットカードの分割払いには専用の枠(割賦払い枠)が用意されます。
ただ、この割賦払い枠はショッピング枠の中に存在。
なので、枠は違えど分割払いをすると、ショッピング枠の空きを減らすことに繋がるのは覚えておきましょう!
また、ショッピング枠の空きは利用額を返済することで復活しますが、分割払いは1回の返済額が減るためショッピング枠の復活も遅くなります。
もしもショッピング枠がいっぱいで買い物ができないときは繰り上げ返済を行い、ショッピング枠に空きを作ると良いでしょう。
(※繰り上げ返済とは、毎月の返済日前に利用額の返済を行うことです)
何が違う?リボ払いとの比較
クレジットカードの「分割払い」と「リボ払い」は、手数料が掛かる点が同じです。
そのため、クレジットカードでの買い物はどちらがおすすめか比較したい方も居るのでは?
ここでは、どちらがお得か比較すると共に、2つの違いも解説します!
比較1:仕組みが違う
クレジットカードの「分割払い」と「リボ払い」を比較すると、仕組みに違いがあります。
例えば、手数料の仕組みを比較すると、以下の違いがあるのが分かります。
- 分割払い
- 手数料の対象は「1つ1つの支払い」
- 利用者が決めるのは「支払い回数」
- リボ払い
- 手数料の対象は「総利用額」
- 利用者が決めるのは「毎月の返済金額」
10万円の商品を購入したとき、返済を何回に分けて払うか決められるのが「分割払い」。
それと比較して、毎月の返済額を決められるのが「リボ払い」です。
似ていますが、しっかり比較すると微妙な違いのあるこの2つ。
どちらを利用するかは、返済方法を始め手数料など比較して決めると良いでしょう!
比較②:手数料の計算方法が違う
2つを比較すると、手数料の計算方法にも違いがあるのが分かります。
- 分割払い
- 手数料=利用代金×(100円当たりの分割手数料額÷100円)
- リボ払い
- 手数料=利用額×実質年率÷365日×利用日数
実質年率は、クレジットカード会社毎に異なります。
例えば、クレジットカード業界では一般的な実質年率を18.0%としています。
しかし、三井住友のクレジットカードは実質年率が15.0%なので、手数料が安く済みます。
「100円当たりの分割手数料額」や「実質年率」の違いで手数料が変わるので、クレジットカードを選ぶ際に比較することをおすすめします!
分割払いで最適なクレジットカードを徹底比較!
分割払いが可能なクレジットカードは多々あります。
その中から分割払いに適したクレジットカードを比較し、おすすめの2枚を紹介します!
おすすめ①:イオンカードセレクト
まず、分割払いにおすすめのクレジットカードとして紹介するのが、「イオンカードセレクト」です。
比較表から分かる通り、イオンのクレジットカードは分割払いの手数料が格安。
また分割回数の上限が最高60回までと長く、他のクレジットカードにはない魅力があります!
しかもイオンカードセレクトは、分割払いに特徴があるだけでなく、還元サービスも魅力的です!
例えば、イオングループの対象店舗で買い物をすると、本来0.5%の還元率が1.0%に上昇。
加えて、毎月20日と30日は対象店舗で買い物額が5%OFFになるなど、嬉しいサービスを備えています!
実に素晴らしいクレジットカードながら、年会費は永年無料で持つことが可能。
審査条件は「18歳以上(高校生)で電話連絡可能の方」なので、学生や主婦の方も申し込めるクレジットカードです。
分割払いだけでなく性能面も秀でたクレジットカードなので、ぜひ比較・検討してみてください!
おすすめ②:エポスカード
もう1枚のおすすめクレジットカードは「エポスカード」です。
エポスカードは、分割回数を2~36回から決められるクレジットカード。
他のクレジットカードより返済回数の選択肢が多いので、あなたに合うプランを決められます!
しかも、このクレジットカードは、分割払い選択時にポイント還元率が上昇するサービスを付帯しています。
本来、このクレジットカードのポイント還元率は0.5%と決して高い数値ではありません。
しかし、分割払い選択時のポイント還元率は、なんと2倍の1.0%まで上昇!
他のクレジットカードと比較して手数料が高い傾向にありますが、より多くのポイントが貰えることから、分割払いのコストを減らせることでしょう。
その他、海外旅行傷害保険に強みを持っていたり即日発行ができたりと、多数のメリットがあるエポスカード。
年会費は永年無料なので、こちらのクレジットカードを利用してみるのもおすすめです!
付帯サービスでクレジットカードを比較してみては?
分割払いを理由に、クレジットカードを選ぶのも良いでしょう。
しかし、分割払いは大抵のクレジットカードで行えるため、基本的なサービスを比較して決めるのもおすすめです!
当サイトでは、数多くのクレジットカードを比較し、その中でもおすすめのものだけを厳選したランキングがあります。
こちらのランキングからクレジットカードを選ぶのもおすすめなので、ぜひ比較の参考にしてみてください!