「マイルとは?」抑えておきたい基本とおすすめクレジットカード!
クレジットカードを入手すれば、様々な恩恵を受けられます。
その恩恵の中でも、クレジットカードを利用することにより、マイルが貯められるというのは大きなメリットの1つです。
とはいえ、そもそもクレジットカードで貯められるマイルに対して、あまり詳しくないという方が多いのではないでしょうか?
基本的にマイルは、飛行機に搭乗することで貯めることが可能。
しかし、クレジットカードを利用すれば、飛行機に乗らずとも貯めることが出来ます。
例えば、普段の買い物や支払い時にクレジットカードを使うだけで効率的にマイルを貯められます。
なので、効率的に貯めるなら、クレジットカードの利用は必須です。
そこで今回は、クレジットカードで貯められるマイルについて徹底解説。
クレジットカードを利用したマイルの貯め方や、賢い使い方などを紹介します。
また、ページの後半ではマイルを貯めるのに最適なクレジットカードも紹介しているので、ぜひ最後まで見てみてください!
マイルとは航空会社のポイント還元プログラム!
そもそも、マイルとは何か分からない方も居ることでしょう。
マイルとは、簡単に言うと「航空会社が提供するポイントサービス」のことです!
以下のように考えると、マイルとは何か分かりやすいかと思います。
- セゾンカードのポイントは「永久不滅ポイント」
- 楽天カードのポイントは「楽天スーパーポイント」
- 航空会社のポイントは「マイル」
そんなマイルですが、実は航空会社毎に提供するサービスなので、その種類は豊富。
分かりやすいところでは「ANAマイル」と「JALマイル」の2つが、日本だと特に有名なマイルです。
ひと口にマイルと言っても、「ANAマイル」と「JALマイル」は全くの別物。
種類が違いますので、合算したり違う航空会社での使用はできなかったりするので、注意しましょう!
ちなみに、航空会社間で提携している場合は、他会社のマイルを利用可能。
なので、どのマイルを貯めるかは「あなたが良く利用する航空会社」から選択するのがおすすめです!
ANA | JAL |
---|---|
シンガポール航空 | アメリカン航空 |
タイ国際航空 | イベリア航空 |
ユナイテッド航空 | カンタス航空 |
その他 (全28社) | その他 (全13社) |
マイルの貯め方を紹介!
マイルとは何か解説したところで、次はマイルの貯め方を解説します。
まずマイルをクレジットカードで貯めるには、「マイレージプログラムの加入」が必要です。
このプログラムを簡単に説明すると、要は「貰ったマイルを貯めておく “箱” 」の役割。
箱がないことにはマイルは貯めておけませんので、クレジットカードで貯める際は必ず加入しましょう!
マイレージプログラムの加入方法は、以下の2つから選択可能。
ただ、手間や時間を考えると「Web申請」の方をおすすめします。
- 搭乗時に申し込む
- Webから申し込む
上記を終えれば、あなたもマイルを貯め始めることができます!
貯める方法は色々とありますが、基本的には以下の2点になるので覚えておきましょう。
- 飛行機に搭乗する方法
- クレジットカードのポイントを移行する方法
それでは、クレジットカードでマイルを貯める方法について、詳しく解説します。
飛行機に搭乗して貯める方法
一般的なマイルの貯め方が、「飛行機に搭乗してマイルを貯める」というもの。
この方法によって、マイルを貯めるのは非常に簡単です。
というのも、行うことは航空会社のWEBサイトにアクセスして航空券を予約するだけ。
支払いが完了すれば、その時点でマイルを獲得できるからです。
この方法で獲得できるマイルの量というのは、航空会社によって異なります。
例えば、JALを利用して「東京⇒大阪」間の片道航空券を予約するとしましょう。
獲得できるマイルは、以下の通りです。
- 区間マイル*注1: 280
- マイル積算率*注2: 100%
- 獲得マイル: 280×100% = 280マイル
*注1: 区間マイルとは、JALが定めた行き先によって異なる獲得マイル数のことです。
*注2: マイル積算率とは、利用運賃によって異なる獲得マイルの割合のことです。
上記の通り、フライトによって貯められるマイルは、「区間マイル×マイル積算率」によって求めることが可能。
東京から大阪への国内航空券を予約した場合に獲得できるマイルは280マイルです。
今回は、国内線を利用するケースを例にしましたが、国際線の場合でも同様の計算方法で獲得マイル数を算出できます。
また、ANAも同じ算出方法を採用しているため、ANAの飛行機を利用する際も参考にしてみてください。
ポイントを移行する方法
続いて紹介するマイルの貯め方が、「クレジットカードで貯めたポイントをマイルに移行する」というものです。
この方法であれば、飛行機に乗らずともマイルを効率的に貯められるためおすすめ!
それでは、おおまかにどういった手順でクレジットカードの獲得ポイントをマイルに移行できるのか紹介します。
- クレジットカードを利用してポイントを貯める
- クレジットカード発行会社のサイトへアクセスする
- クレジットカードのポイントを消費して、自身が貯めたいマイルに交換する
クレジットカードで獲得したポイントをマイルに移行する方法は、上記の通り非常に簡単。
これだけのステップで飛行機に乗らずともマイルを獲得できます。
よって、マイルを効率的に貯めるなら、クレジットカードを活用することが不可欠になります。
ポイントを移行する手間が面倒に感じる方は、航空会社発行のクレジットカードを検討してみても良いかもしれませんね。
知っておくべき注意点!
クレジットカードで獲得したポイントをマイルに移行する方法がおすすめであると紹介しましたが、いくつか注意点もあります。
それが、クレジットカードの発行会社によっては、移行できるマイルが決まっているという点です。
クレジットカードの発行会社の中には、ANAマイルにしか移行できないといったものも存在。
もし、あなたがJALをメインに利用していたとしても、上記のようなクレジットカードに入会すると、JALマイルを貯めることが出来ません。
そのため、クレジットカードに入会する際は、自身がよく利用する航空会社のマイルに移行できるか確認しておくようにしましょう。
また、クレジットカードによっては、マイルへ移行できるポイント数に上限を設けているものもあります。
例えば、クレジットカードの中には、年間でANAマイルに移行できるポイント数を40,000までと制限を掛けているものが存在。
こういったクレジットカードを所持した場合、40,001ポイント以上をANAマイルには交換できません。
これはつまり、クレジットカードで貯められるマイル数に限界があるということなので、注意してください。
その他にも、マイルへの移行の際に手数料が必要であったり、そもそもポイントの有効期限が短かったりするクレジットカードもあります。
なので、「あなたが年間でいくらクレジットカードを利用するか」シミュレーションすることが大切。
希望通りのマイル数を獲得できるか、また手数料の元を取れるほどのマイルを入手できるか確認しておくことをおすすめします。
貯めた後の使い道について紹介!
クレジットカードで貯めたマイルには、大別して3つの使い道があります。
その3つの使い道が、以下の通りです。
- 航空券の無料交換
- 座席のグレードアップ
- カタログ商品との交換
ここからは、上記3つの使い道について紹介します。
航空券の無料交換
まず1つ目に紹介するのが、「航空券の無料交換」です。
クレジットカードを利用して必要マイル数を貯めることにより、飛行機のチケットを無料で入手できます。
それでは、航空券に交換するためには、いったいどれほどのマイルを貯める必要があるのでしょうか?
以下、ANAとJALの往復航空券を入手するために必要なマイル数をまとめています。
航空会社名 | ANA | JAL |
---|---|---|
東京⇔大阪 | 10,000~15,000 | 12,000 |
東京⇔福岡 | 12,000~18,000 | 15,000 |
東京⇔宮古島 | 17,000~23,000 | 20,000 |
東京⇔韓国(ソウル) | 12,000~33,000 | 15,000~36,000 |
東京⇔アメリカ (ロサンゼルス) | 40,000~165,000 | 50,000~140,000 |
東京⇔ハワイ | 35,000~129,000 | 20,000~50,000 |
上記表の通り、必要なマイル数というのは、行き先によって大きく異なります。
また、座席レベル(エコノミー・ビジネス・ファースト)・時期により必要マイル数が変わるので、旅先を決めたら確認してみてください。
初めて交換するなら、オペレータの方が色々と教えてくれることから、電話で申し込む方法がおすすめです。
座席のアップグレード
次に紹介するのが、「座席のアップグレード」という使い道。
飛行機の座席は「エコノミー/ビジネス/ファースト」とグレードが付けられていますが、マイルを消費することで購入した座席のグレードを1つ上げることが出来ます!
ただ、1つ注意しなければいけないのが、座席のアップグレードが行えるのは国際線の航空券に限るという点。
国内線の航空券は、マイルの交換によって座席をアップグレードできないため、注意してください。
そんな座席のアップグレードという使い道は、航空券への交換よりも必要マイル数が少ないです。
よって、航空券に交換できるほどマイルを貯められる自信がないという方は、この使い道を採用してみてはいかがでしょうか?
アップグレードしたい座席の情報がすぐに分かるよう、申請時は手元に購入した航空券を用意しておくようにしましょう。
カタログ商品との交換
最後に紹介するのが、「カタログ商品と交換する」という使い道です。
クレジットカードで貯めたマイルは、ギフト券や電化製品等にも交換ができるので、飛行機に乗らない方はこの使い道を検討しても良いかもしれません。
しかし、クレジットカードでマイルを貯めたいと考えている方の多くが、飛行機の利用を見越してのことでしょう。
また、後ほど解説しますが、カタログ商品との交換はマイルの価値が低くなることからあまりおすすめできません。
なので、クレジットカードで貯めたマイルを交換するなら、上で紹介した2つの使い道をおすすめします。
「マイルを使う」といったページ内に、「アイテムとの交換」というページがあるので、そちらでカタログ商品に交換可能です。
お得な使い道を選ぼう!
クレジットカードで貯めたマイルの最もお得な使い道は、「航空券との交換」になります。
なぜなら、航空券との交換をすると1マイルの価値が高くなるからです!
それでは、航空券への交換時に1マイルがどれぐらいの価値になるか、実際に確認してみましょう。
今回は、以下の航空券をマイルで交換したときの価値を見てみます。
- 東京とパリの往復便
- ファーストクラス
- 2020年12月3日~10日 (レギュラーシーズン)
まず航空券は本来いくらか確認すると、上記画像より「1,327,740円」ということが分かります。
次に、この航空券を手に入れるのに必要なマイル数を確認してみましょう。
旅先であるパリは「Zone7」になり、そこへ渡航するのに必要なマイルは以下の通りです。
上記の通り、航空券に交換するには「165,000マイル」が必要だということが分かりました。
※「F=ファーストクラス、R=レギュラーシーズン」を表しています。
必要マイル数が確認できたところで、1マイルの価値を計算してみましょう!
1マイルの価値は「1,327,740円÷165,000マイル」で計算可能。
この式から、1マイルが約8円という結果を導き出せました!
ちなみに、「カタログ商品との交換」で実現できるマイルの価値は約1円程度、「座席のアップグレード」では約9円程度です。
一見、座席アップグレードのほうがマイルの価値が高いように思えますが、そもそもアップグレードするためには航空券を購入しなければいけません。
それを考えると、実質的な価値というのは、航空券への交換のほうが高くなります。
よって、クレジットカードで貯めたマイルを使うなら、航空券への交換が最もおすすめです。
ANAとJAL、それぞれの特徴を比較
ANAとJAL、どちらのマイルをクレジットカードで貯めればいいのか分からない方も居ることでしょう。
そこで、ANAとJALの特徴を比較します。
比較した結果が以下の通りです。
- ANAのメリット: 提携している航空会社が多いため、マイルを貯めやすい
- JALのメリット: 貯めている方が比較的少ないため、マイルを交換しやすい
- ANAのデメリット: 利用者が多いため、マイルが消費しにくい。
- JALのデメリット: 提携航空会社が少ないため、マイルが貯められない可能性がある
上記の通り、ANAとJALには、それぞれメリット・デメリットがあります。
まず、ANAのメリットは、提携している航空会社がJALより多いため、比較的マイルが貯めやすいという点です。
クレジットカードでマイルを貯めたいと考えている方の中には、様々な航空会社を利用する方も居るはず。
そんな方でも、利用する航空会社がANAと提携している可能性が高いため、マイルを貯められることでしょう。
一方でデメリットは、競争相手が多いところです。
ANAマイルを貯めている方は、JALマイルと比較して多い傾向にあります。
これにより起こるのが、航空券への交換を狙う方も比例して多くなるということ。
結果として、自身が望む日にちの航空券をマイルの消費によって交換できない可能性が高くなるため、使いにくいといったデメリットがあります。
次にJALのメリットは、ANAのデメリットとは反対に、マイルが消費しやすいところ。
競争相手が比較的少ないため、あなたが望む日付・行き先の航空券をマイルの交換によって入手しやすいです
反対にデメリットは、これまたANAのメリットとは逆に、マイルが貯めにくいところにあります。
提携航空会社がANAより少ないため、行き先によってはJALマイルが貯められないかもしれません。
このように、ANAマイルとJALマイルには、メリット・デメリットが存在します。
上記を参考に、自分に合っていると思うマイルをクレジットカードで貯めるようにしてください!
有効期限の確認!ANAもJALも”3年”で失効します
クレジットカードで貯められるマイルには、有効期限が存在。
ANAもJALもマイルの保有期間は3年なので、これを過ぎることがないよう注意しましょう。
しかし、この有効期限は、マイルをクレジットカードで貯めている方なら延ばすことができます。
その方法は簡単で、マイルに移行するタイミングを、ポイントの有効期限に合わせ行うだけ!
例:クレジットカードで買い物 ⇒ クレジットカードにポイントが貯まる ⇒ ポイントをマイルに変える ⇒ マイルが貯まる
そのため、マイルに移行するタイミングをポイントの有効期限に合わせるだけで、その分の延長ができるのです!
そういったクレジットカードを使えば、ANA・JALマイルは実質有効期限の無いものとして扱えます。
おすすめのクレジットカードがこちら! 9
ここからは、ANAマイルを貯めたい方に向けたおすすめのクレジットカードと、JALマイルを貯めたい方におすすめのクレジットカードを紹介します。
ANAマイルを貯めたい方におすすめのクレジットカード
航空会社利用時は、100円で最大3ポイント貯めることが可能!
ANAマイルが貯められるおすすめのクレジットカードとして紹介するのが、「アメックス・スカイトラベラーカード」です。
このクレジットカードは、貯めたポイントを高レート(1:1)でマイルに移行できるという優れもの!
例えば、1,000ポイントをそのまま1,000マイルに移行できるため、損が少ないクレジットカードとなっています。
そして、このクレジットカードの魅力的なところが、貯めたポイントの有効期限がないところ!
マイルを使って航空券などを入手したいときだけにポイントの移行を行えば、マイルの有効期限を気にする必要がありません。
しかも、そのポイント自体が貯めやすいのもこのクレジットカードが持つ特徴の1つです。
ANAをはじめとした対象の航空会社利用時は、なんとポイントを通常の3倍貯めることが可能!
(通常時は利用額100円につき、1ポイント(0.5円相当)が付与されます。)
利用額100円毎に3ポイントが付与されるため、マイルの交換に必要なポイントを楽に集めることが出来ます。
その他にも、トラベルサポートサービスや旅行保険が充実しているといった、マイルを貯めたい方にぴったりな性能を備えているアメックス・スカイトラベラーカード。
ANAマイルをメインに貯めたい方は、このクレジットカードを検討してみてください!
JALマイルを貯めたい方におすすめのクレジットカード
ある条件を満たせば、100円につき1マイルを貯めることが可能!
続いて、JALマイルを貯めるのにおすすめのクレジットカードとして紹介するのが、「JAL CLUB-Aカード」です。
このクレジットカードは、JALが発行するマイルが貯まりやすい1枚。
特にボーナスマイルに特徴があり、入会後の初回搭乗時はなんと5,000マイルを獲得可能です。
加えて、搭乗時に獲得できるマイルが25%アップするボーナス特典があるなど、JALマイルを貯めるのに特化したクレジットカードとなっています。
もちろんフライト時だけでなく、このクレジットカードはショッピングの際にもマイルを獲得可能。
ショッピング時に直接マイルが貯められるので、ポイントをマイルに移行するといった手間をかける必要がないところも魅力的です。
そんなこのクレジットカードは、本来200円の利用額に対して1マイルが貯まります。
この還元レートはそこまで特徴的ではないのですが、あるサービスに加入することにより引き上げることが可能!
「ショッピングマイル・プレミアム*注」というサービスに加入すれば、100円毎に1マイルが貯められるようになるため、より多くのマイルを獲得できることでしょう。
*注: ショッピング・マイルプレミアムには、別途年会費として3,000円が必要です。
また、最高5,000万円にも及ぶ高額な旅行傷害保険を備えているので、飛行機での移動時も安心できるはず。
JALマイルを効率よく貯めたい方は、このクレジットカードに入会してみてはいかがでしょうか?
クレジットカードランキングも要チェック!
今回は、クレジットカードで貯められるマイルについて解説しました。
また、おすすめのクレジットカードも紹介したので、ANAマイル・JALマイルを貯めたい方はぜひ紹介したものを検討してみてください。
とはいえ、マイルが貯められるクレジットカードは非常に豊富。
他のクレジットカードも見てから選びたいという方も居ることでしょう。
そんな方は、当サイトの「クレジットカードマイルランキング」を見てみてはいかがでしょうか?
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